2021年9月29日水曜日

易学館だよりメルマガ版 2021・9・29(M-4)

 易学館だよりメルマガ版】 2021年9月号 (Ⅿ-4)

                             易学館 老園卓昌

 

 コロナ禍が少しずつ治まりかけている様です。しかし、これから寒さに向いますので、

予防にはまだ気を抜けません。ここ来て、自民党の総裁選があり、次に衆院選も控えてお

ります。今年の国運が火風鼎(☲☴)の九四です。鼎(かなえ)の足が折れ、中の料理が床に

散らばる爻辞です。総理が退陣し、選挙戦も与党は苦しそうです。速やかな改革は無理の

様ですが、布石はおかれるようです。

 

           

               

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 易学館では、占業として周易を学びプロフェッショナルを目指す方を募集しております。
 
 勿論、初心者の方も大歓迎しております。

 

 過去に周易を学んだ方は、それを土台として、経験に合ったクラスに入学をして頂けます。

 

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 の四つのコースが有ります。
 

 他に、通信講座も行っています。
 

 それ以外に『占断』だけを対象とした
 ◎実占科
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 特に《専科》は、爻辞を深く探究し、職業(占業)を目指す方の指針として実占に用いられるよう説いております。
 
 

 初心者の方は《初等科》からが、周易をよく理解できます。

 

 プロとして、悩める人を導ける【易者】を目指してみませんか。

 

 ☆ ご連絡は
   易学館 老園卓昌
     ℡ 03ー3823ー6050

 

 ☆ メールでも受け付けております。

 

  尚、易学館では運命鑑定行っています。遠方の方は電話鑑定も受け

    付けております。

 

 

 

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                 偶然知4)

        

                  老園卓昌 

 

          

 前号(8月号)の続き

 

 もう一つ偶然には、重要なことがあります。それは偶然は断片的なものでは

 

なく、偶然は大きな空間であるということです。「三変筮法」を例にとりますと、

 

遇卦で得た卦爻は、一つの大きな構造を成しております。この卦爻の構成は大

 

成卦の彖辞(たんじ)、彖伝、大象伝と、爻辞の爻辞原文とそこから選択された

 

解説の小象伝となっております。

 

 これは一つの占的を対象として得卦をした時にこれだけの空間がベースにあ

 

るということです。それに付け加えて他の十翼も重なってきます。したがい占

 

断は大きな宇宙空間となります。

 

 

 占的に対して得た卦の大成卦の〈彖辞〉は、その問題の予言としての本質や

 

根源を云っております。これは問題として「筮前の審事」などの表面に現れて

 

いる時と、外からは見えない本質を卦が示している時があります。〈彖伝〉は、

 

その彖辞から敷衍して考えられる、または起こる天象と人事(人間社会で起こ

 

ること)が繋()けられています。これは一種の大成卦から考えられる一般論

 

です。〈大象伝〉は彖辞に対する君子(指導者)の考え方で倫理、道徳的な意義

 

を説いており、またそれを土台にした方法論が繋けられています。

 

 

 そして〈三変筮法〉の実占では右の大成卦に付されている六爻の〈爻辞〉よ

 

り一つの爻を選択します。この得爻が最も占的に対する現象となります。大成

 

卦は全体論ですので、予言として実際に具体的に出現をする現象がこの得爻で

 

ある爻辞となります。別の云い方をしますと大成卦が概念で、爻辞がそこから

 

起こる最もリアルな現象と云えます。そしてその爻辞の空間にも、「爻辞原文」

 

という徳論や一種の性善説で記されているものと、それに対してそこから起こ

 

る「小象伝」という性悪説に近い現実論が付されています。この爻辞原文と小

 

象伝が最も予言として目の前に現れてくる現象を示しており、特に小象伝は人

 

の持つ美醜の醜の方もあからさまに示しているという、社会学的とまで云える

 

内容です。

 

 

 実占として占的に対して起こした得卦である卦爻は、前述したとおり大成卦

 

の彖辞、彖伝、大象伝と、爻辞とそれに伴う小象伝の全ての空間を有しており

 

ます。したがい予言としての卦爻には、大きな立体的空間があります。再考し

 

ますとその中には彖辞の哲理や本質、また因果的な過去、彖伝の天象としての

 

全体的な見方と人事の社会的な処世方、大象伝の精神論、爻辞における目の前

 

で起こる現象と、小象伝の 漢易的(象数易的)な現実論(騙すより騙される方

 

が悪いという考え方で、十翼の中では「雑卦伝」に最も近い)という構造の空

 

間が存在しています。 

            

 

〈卦の宇宙空間〉

 

 ひとつの予言を卦爻をもって偶然に求めることにより、以上のような構造と

 

しての空間が理解できます。偶然というものに占断として真摯に向かうことは、

 

これだけの卦爻空間としての世界を得ることができます。偶然は単なる時間の

 

断片ではないことがお解り頂けたかと思います。それだけ人生の瞬間にしっか

 

りと向い合う事は大きな事です。実占で得た卦爻の一部に触れただけの軽薄な

 

答えは、偶卦の持つ素晴らしく広い予言を捨ててしまっています。周易の構成

 

の理解をすることは、実占においての具体的なミクロ的な判断だけでなく、そ

 

の問題を広くマクロ的に理解ができるようになります。それだけ偶然には大き

 

な世界が有ります。

 

 

 したがい前述した偶然に対する個人や個としての世界も、「個」は小さいもの

 

ではなく、それをしっかりと捉えるとその個人(才人でなく誰にでも)や個の中

 

は卦爻の構成のように大きな宇宙空間があります。これは真の民主主義といえ

 

ますし、物理的に云いますと個人の世界においての量子力学(個人の中に原子、

 

電子、中間子が存在する)とも云えるでしょう。「個」の理解は時と共に深まり

 

複雑化していきます。それを予言として捉えることは、偶然をもってすること

 

が論理よりも深層に到達できることがあります。世界は益々多様化していきま

 

すが、それらの根源的な進化は論理ではなく発明や発見です。それらは偶然か

 

ら新しい世界となっていきます。論理は、その後においての定義づけには不可

 

欠といえます。偶然に空間と世界が存在し、それが未来を大きく築いていくこ

 

とを知って、易占の深さを易経と共に理解をして頂きたいと思います。

 

 

 偶然に起こることは、偶然を用いてしか知ることはできません。また不確定

 

なものも捉えることができます。実占をすることにより偶然からの自己批判、

 

そこからの創造、また個の持つ深遠さとその広い空間、それを取り巻く大きな

 

世界が予言として展望できるようになります。

 

 

 また易論的な云い方をしますと、実占得卦の一つの卦爻の中に、太極(本質)

 

両儀(陰陽=事の裏表)、四象(老陽・老陰・少陽・少陰=現象として両儀が交流

 

をして微妙に起こる現象)、八卦(大成卦の上下の構成)、それに三才(天人地)

 

どの易の構造としての世界が全て含まれている大きな世界です。易占というも

 

のを、吉凶だけでなく、偶然がもたらす個の大空間として大いに楽しんで頂け

 

たらと思います。   ()

 

 

  

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    《異種株に移っただけの総裁選》本質変わらず

 

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         巽為風】(コラム)

 

 

「エビデンス」という単語がこの処よく使われます。証拠や証明また形跡などの意味です。

 

 

 菅首相がコロナ禍の中、退陣します。相変わらず本人は弁明をハッキリと述べません。

 

退く理由の憶測は、周りや野党やマスコミが色々といっております。しかしエビデンスと

 

いう見方から間違いなくいえる事は、選挙の連敗が続いたことです。特にお膝元の横浜市

 

長選では大敗しました。衆院選が近ずいている状況で、選挙という最も政権の証明となる

 

結果が、総裁退陣という形に追い込まれたようです。其の素因の一つであるコロナ禍に対

 

しても、エビデンスに基付かない心情的な政策ばかり繰り返し、結果が伴わなくなってい

 

ました。気が付けば周りが離れて行き《裸の王様》でした。

 

 

 易占においてもエビデンスは重要です。得卦に対しての判断が、良いとか悪いとかでは、

 

卦爻の証明になりません。卦爻の意味と「筮前の審事」や卦爻の持つ象意などとの整合性、

 

古典的伝統的な象意からの選択、現代の事象への適合性(逸象=いつしょう)などです。卦

 

象を心情的だけでなく、予言として現象的物象的に判断できる力量を身につけてこそ、優

 

れた占断といえます。問占者(お客さん)に、現象としての未来の形を解り易く示してこそ、

 

行動がし易くなります。得卦に対するエビデンスこそ、預言者として優れた占断といえる

 

でしょう。