2021年4月28日水曜日

易学館だよりメルマガ版 2021年4月号

 【易学館だよりメルマガ版】  2021年4月号

 

                     易学館 老園卓昌

 

 易学館 生徒募集中

 

 易学館では、占業として周易を学びプロフェッショナルを目指す方を募集しておりま

 す。
 
 勿論、初心者の方も大歓迎しております。

 

 過去に周易を学んだ方は、それを土台として、経験に合ったクラスに入学をして頂

  けます。

 

 ◎初等科
 ◎基礎科(小成八卦)
 ◎研究科(大成卦)
 ◎専科(爻辞)

 の四つのコースが有ります。
 
 それ以外に『占断』だけを対象とした
 ◎実占科
 ◎中筮実占科
 が有ります。

 

 特に《専科》は、爻辞を深く探究し、職業(占業)を目指す方の指針として実占に用い

 られるよう説いております。
 
 

 初心者の方は《初等科》からが、周易をよく理解できます。

 

 プロとして、悩める人を導ける【易者】を目指してみませんか。

 

 ☆ ご連絡は
   易学館 老園卓昌
     ℡ 03ー3823ー6050

 

 ☆ メールでも受け付けております。

 

  尚、易学館では運命鑑定》を行っています。遠方の方は電話鑑定も受け

    付けております。

 

 

 

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                      【偶然知】(1)

 

                  老園卓昌

 

 周易という言葉の中には〔易学〕を学ぶという意味と、〔易占〕を行うという

 

二つの意味が含まれています。本来この二つは、一つのものであったのですが、

 

周易が体系化されていくことによって学問化され、実占という現実に易を用い

 

る行為と分化されていく形態となっていきます。勿論、根底に置いては一つの

 

ものとして存在しています。

 

 

 何故に分化が進んでしまったかというと、易学は机の上の学問的な世界です

 

が、実占は、立卦とも得卦とも、また遇卦ともいう、筮竹や八面賽などをもっ

 

て行う偶然から卦を求めるという、論理外の行為を用いるからです。

 

 このように立卦は偶然を用いて卦を出現させますので、占者は易経の全六十

 

四卦の卦爻から自ら卦を選択することができません。遇卦という呼び名はこの

 

行為から生まれた言葉です。

 

 

 易学として周易を思想的、歴史的、又は中国の古代の民族や社会として学ぶ

 

方は、知識の集積やそこからの論理的な展開を好む為に中国の古典としての視

 

方を重視してしまい、却って周易を日常に活かす行為としての実占(易をとるこ

 

)を好まなくなっていきます。

 

 

 しかし周易の本来の存在価値は、古典としての過去の教訓にあるのではなく

 

未来への予言です。それは未来への土台となる卦爻の言葉や、広くは伝統的に

 

磨かれて積み重ねられてきた象意から推測される、将来に起こる物事を知覚す

 

ることです。それにより未来への選択を誤らずに行っていく、とても実用とし

 

ての意義があり、またその方法に長()けたものです。

 

 

 易学を学んだ人が、その易学が深まると或る時点から実占より離れていって

 

しまうのは、各卦の学んできた論理体系と、実占で得た卦が乖離(かいり)して

 

しまうように見えるからです。易学という大きな学問やその論理体系は易占と

 

いう実占には当然基本的には不可欠なものです。したがい易学は実占の基礎と

 

して絶対に必要なものです。易占を鍛える人は必須として学ばなくてはなりま

 

せん。

 

 

 しかし前述をした通り、実占においては「筮前の審事」(占う前の問題の内容)

 

や「占的」(その問題から絞られた立卦における中心点)から、それに合った卦

 

爻は選択できません。偶然を用いる行為(筮竹や八面賽[サイコロ])によって

 

卦を求めますので、「筮前の審事」や「占的」から論理的に考え推測できる卦が

 

現れるとは限りません。

 

 

 この偶然によって得た思わぬ卦と、今迄に学んできた卦の理解という思考の

 

段差が、論理や積み重ねを真理と思っている人からは敬遠され、それを何度か

 

繰り返しているうちに、実占から離れていってしまう結果となります。しかし

 

この易経というテキストやそこから発展した論理は、知識としての集積として

 

は優れたものですが、本当の思考とは云えません。

         

                          (続く)

 

 

   

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  ◎ 易占竜

 

    《黄金が贋金となる一週間》 コロナで休暇が

 

    《正装はネクタイよりもまずマスク》

 

    《コロナなどどこ吹く風と躑躅(つつじ)咲き》

 

 

 

 

 

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  お申し込みは『易学館、メールまたは電話で受け付けております。  

 

      ekigakukan@gmail.com    03-3823-6050

 

 

 

 

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         【巽為風】(コラム)

 

 

 『陰極まって陽と成り、陽極まって陰と成る』易の基本の理念の一つです。

 

楽観的に視ればコロナも極まると、急に終息へ向かうのでしょう。しかしコロ

 

ナの世界的な流行は、何かが極まって起こったようです。世界の都市化や機械

 

化が、色々なものを安価で量産し表面上は便利で進化をしている様に見えます。

 

しかしそれは却って人々の生き方を平均化してしまい、地域などの個性を無く

 

してしまいます。ワクチンは勿論西洋医学の薬です。治験を行いデータを出し

 

てそれにより承認されますので平均値から生まれた結果です。

 

 

 しかし漢方は効くかどうかの以前に、患者の体質を判断します。病気にはこ

 

の薬と云う一方通行ではなく、病気と薬の間に本人の体質が入ります。したが

 

いその薬も本人に合った個性化された薬となります。ワクチンに個性を求める

 

のは無理でしょうが、コロナに罹り難い体を作りだすのはそれぞれの体質や個

 

性また生活習慣などを考慮した健康法や薬品、またサプリメントなどを自分か

 

ら探し出す必要があります。他人の真似だけをしたり、宣伝に乗せられたりせ

 

ず、自分に合った方法を選択していく事が大切でしょう。

 

 

 陰や陽が極まるのは一つの極論です。そうなる前に一般論と云う平均値と、

 

個人という個別化した見方の両面から自分の健康を考えていく時代に入ったよ

 

うです。