2021年6月8日火曜日

易学館だよりメルマガ版 2021年6月号(MB-2)

 易学館だよりメルマガ版】 2021年6月号(MB-2)

 

                     易学館 老園卓昌

 

 易学館 生徒募集中

 

 易学館では、占業として周易を学びプロフェッショナルを目指す方を募集しております。
 
 勿論、初心者の方も大歓迎しております。

 

 過去に周易を学んだ方は、それを土台として、経験に合ったクラスに入学をして頂

  けます。

 

  ◎初等科
 ◎基礎科(小成八卦)
 ◎研究科(大成卦)
 ◎専科(爻辞)

 の四つのコースが有ります。
 
 それ以外に『占断』だけを対象とした
 ◎実占科
 ◎中筮実占科
 が有ります。

 

 特に《専科》は、爻辞を深く探究し、職業(占業)を目指す方の指針として実占に用いられるよう説いております。
 
 

 初心者の方は《初等科》からが、周易をよく理解できます。

 

 プロとして、悩める人を導ける【易者】を目指してみませんか。

 

 ☆ ご連絡は
   易学館 老園卓昌
     ℡ 03ー3823ー6050

 

 ☆ メールでも受け付けております。

 

  尚、易学館では運命鑑定行っています。遠方の方は電話鑑定も受け

    付けております。

 

 

 

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                      偶然知(2)

 

                   老園卓昌

 

《前号の続き》

 

 本当の思考とは、根底に論理や知の集積という歴史的な知識を持っていなが

 

ら、未来に起こる偶然には、それらを土台としながらもそこから新しい知を生

 

み出していくことが真の思考といえます。したがって遇卦(ぐうか=得卦と同

 

)に出合うことで、今迄の論理的思考や知の集積に自己批判ができる形となり、

 

そこから新しい解釈が生まれてきます。論理や理論また定理などは必要ですが、

 

それに執着をすると思考全体が腐っていきます。それらの集積知に創造的な息

 

吹を吹き込むのが〈偶然〉です。学問や芸術また芸事や技能など全ての発展は、

 

過去という歴史の産物という幹の上に咲いた偶然という大輪の花といえます。

 

 この偶然という創造物に触れるには、易の全体像を大まかに学んだら、知だ

 

けに固執せず、実占を好んで行っていくことです。答えが解らない時は、その

 

得卦を控えておき、後に起こった事実と卦爻を照らし合わせて偶然を用いる予

 

言を磨き鍛えていくことです。易学が或る程度の深みを増してから実占をしよ

 

うとすると、学んだ論理と得卦が衝突するだけで、そこから新しい予言を生む

 

力量が萎()えてしまいます。立卦は、偶然という、現在又は過去からの思考

 

外の世界を楽しめて、かつ創造的な答えを作り研いていくことの慶(よろこ)

 

を味わえます。易を学ぶ早い段階から〈得卦をする〉という行為に親しんでい

 

くことで、実占を学び鍛え体得して頂きたいと思います。

 

 物事は必然と偶然が綾を成しています。一般のサラリーマンの方でも、月曜

 

日の朝に会社へ行くことは必然ですが、勤務内に起こることは偶然性が圧倒的

 

に強いといえます。特に営業などの相手に向かうような仕事は、先方の出方に

 

よって当方も違ってきます。この様な時こそ易の遇卦を読む偶然からの創造を

 

理解していると、相手との関係は思わぬ方向へと発展していきます。しかし物

 

事は好い事ばかりは起こりませんので、悪い事も偶然の存在を知ることで、そ

 

れにより失敗や損害の度合いを少なくできることもあります。

 

 実占とは偶然から得られる最大の自己批判と、そこからの未来への創造とい

 

えます。偶然こそ新鮮で尽きることの無い豊かな泉と言えるでしょう。

       

 もう一つ偶然には大きな特徴があります。それは個人性や個別性です。

 

 必然には、それ以前からの時間的な関係が伴いますので、論理性や歴史性、

 

又は習慣などの延長という現象となります。しかし偶然は、論理や歴史の反対

 

側に位置しております。したがい大きく築かれた体系や、社会性のあるもの、

 

また広く常識や一般論とは逆の状態といえます。形作られたものは一定の法則

 

があったり定まった枠の中の動きをします。しかし偶然は、思いもかけないと

 

いう意味が内包していますので、予想外や想定外のことといえます。

 

 このように必然の論理的な体系化されたことと、偶然の非体系化した予想外

 

の思わぬ事との関係は、社会と個人の関係ともいえます。社会は法や規則など

 

の歴史的に構築されたものであり、その中での活動はそれらに従ったり多少な

 

りとも束縛されます。社会的な活動は一定の必然的な行動となります。したが

 

い社会性という言葉は、一般的に突発的な行動や常識外の行為は含まれません。

 

 しかし個人的な事は体系や論理とは距離を置いており、感覚的でとても偶然

 

性の強いものです。人と話しをしますと話題やその展開でその人の考え方や思

 

想的なものはうっすらと解ります。しかし個人性の強い趣味や、好物とする舌

 

の味の感覚などは直接問わない限り解りません。個人の心の奥は社会性よりも、

 

その人の感性の方が強いので、外からは解りません。それは社会制の角度から

 

は解らない、全く個人的な世界といえます。

                      

                        (続く)

 

 

 

 

 

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  ◎ 易占竜

 

    《コロナ禍だゴリンパラリンフリン不可》 

 

    《夢壊すペスト天然痘コロナ》

 

    《中庸を程々と云い諌めてる》

 

 

 

 

 

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         巽為風】(コラム)

 

 

 

 

 冷たい物が美味しい時節となって来ました。その中でも日本で発展したもの

 

が、幾つかあります。

 

 代表的なものは《冷やし中華》です。これは日本の発明の様で「ざるそば」

 

や「ざるうどん」に真似て中華麺に具を乗せ、汁に胡麻油などを加えて改良し

 

たようです。蒸し暑い夏には食欲をそそります。最近は色々な具の工夫が成さ

 

れているようです。

 

 喫茶店で出されるアイスクリームを主にした《パフェ》も元はフランスです

 

が、アメリカにもサンデーというものが有り、これは戦後に入って来たようで

 

す。しかし現在のように縦長のガラスの器(うつわ)で、上に色々沢山の具材が

 

美しく乗った形に成ったのは日本のオリジナルの様です。

 

 一般的に食べ物は暖かいものが中心ですが、冷たい物にも拘(こだわ)り繊細

 

な美しさを表現するのは、日本人が四季それぞれの美しさを目出る美意識が古

 

来から身に付いているからでしょう。冬であっても「雪見酒」と云う感性が有

 

ります。他の国は寒いと、自然と一線を画してしまいます。冷たい物であって

 

もそれを美と捉えて豊かな味付けにしていきます。

 

 易で冷える象意は坎(☵)です。また苦労や困窮の意味もあります。しかし同

 

時に真理や根本と云う意味もあります。冷たい物や困難な事も、違う見方をす

 

れば未来への大いなる創造の源となって行きます。

 

 

 

 

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